2016年7月17日日曜日

ジャンク SONY MDR7506   あきれるが素直に新品を買う気はないらしい…

SONYのMDR-CD900STは音楽制作のスタジオでのプロ御用達機種として有名である。プロの現場での保守のために部品も販売されている。赤ラベルの900と並んで、青ラベルのMDR7506も有名で、海外での評価が高いとのことだそうだ。7506の特徴はカールコードと折りたたみ機構だ。

「ジャンクです。片方鳴らなくなったので分解して折りたたみのとこを900STに使いました、ばらばらですけど一式アります。」というのをゲットした。
きれいに部品が全部あった。小さな小さな、よく失くすから注意せよとネットの先人たちがいう小さなバネとボールもちゃんとそろってた。すごい。



つないでみたところやはり左が鳴らない。カールコードには切断してつなぎ直したあとがある。ここの接触不良ならいいのになぁ、とねがいつつ、めくってつなぎ直した。



残念ながら鳴らなかった。いろいろと試してみたけどドライバーユニットがダメになっているようだ。
7506のドライバーユニットを探してみたのだがどうやら手に入らない。海外のサイトなら販売しているらしいとの情報はあったけど… サイズ的には 900STのドライバーがそのまま使えるとのことなのでそれでやってみようかなぁ、と思いつつしばらく保留してた。


「ジャンク7506、かなり痛んでます。右チャンネル鳴りません」というのを発見。左が鳴らないのと右が鳴らないのを合体させちゃえ! と考えた。左右のロットの違いなど、厳密にいえばいろいろ問題はあるのだろうが、よほどの音の差でなければ使えるに違いない。

ジャンク7506 2号 きました。ちゃんと折りたたみできます。ほおぉ、コレが噂の7506折りたたみかぁ。



かなり使い込まれていて汚れも多い。青ラベルがもう無くなっていたのはちょっと残念だったけどやむをえない。



音出ししてみたら商品説明どおり右が音出ない。左ドライバユニットを活用すべく、分解していく。

作業途中で右ユニットの渡り線に違和感。



なんか、不健康なカオしてる…



ちょっとわくわくする気持ちを抑えて分解。汚れがかなりあったのでじゃぶじゃぶ洗う。



これが折りたたみ機構を備えたスライダー。ちょっと感動。


右側、音が出なかったのはやはり断線であった。つないでみたら鳴りましたがね。ラッキー!! 7506のドライバーを左右ゲットできてしまった。ドライバーユニットはへたったら交換した方がいいらしいし、すでに交換されて900用が入っていたのかもしれないのだけど、現時点ではそれ以上のことはわからない。


7506 ふたつになってしまいましたが、片方はドライバーが一個しかありませんので使えません。イヤーパッドは注文しなくちゃな。



ジャンク二つと、イヤーパッド、ウレタンなどの交換部品、さらに900のドライバーユニット買って両方使えるようにするとしたら… たぶんそれで安く販売している店なら新品がひとつ買えるぐらいかも…

素直に新品買えよ、といつもながら思うのだが…。

0 件のコメント:

コメントを投稿