2016年6月27日月曜日

ジャンク Roland TD-7 に挑む

オークションサイトでKD-8が出品されていた。これくらいだったらいいかなと思って入札してみたら落ちた。キックペダルとセット。



前にドラム音源のTD-7をジャンクで買っていたのだ。こいつにつなげて遊べる日がきたらいいな、と思って、Rolandのパッドで安くなってるのがあったら少しずつ買って集めているのだ。
TD-7はRolandの初期のエレドラ用の音源で、V drumになる前のモデルだ。性能からいうと今の時代にわざわざTD-7を選ぶ必要はないと思う。だが、それだけに中古価格はとても安くなっていて、さらに格安のジャンクである。動けばラッキーと思って買ってしまったのだ。でも、コレだけでは何もできない。パッドをちょっとずつ買い足して、いつかはエレドラ… という流れで今回のKD-8だ。

ちょっと不安もあった。KD-8 はV drum 対応だ。TD-7では正式には対応リストにはない。すべての機能を使うのはムリなのはわかっているが、とりあえずは鳴るはず、という目論見で入札したのだ。
届いたので本当に鳴るのかどうか、試してみるべくTD-7登場。



つないで叩いたら音が出た。よしよし、目論見通りだ (^-^)

この TD-7 、発見したときに「ジャンクです。 ボリュームノブ壊れてます」とあった。ほんなもん交換したらいけるんちゃうん、と思って持ち帰ってみたら、固定ネジが緩んでるだけでしめつけたら元通り、ヘッドフォンつないだら、おぉ、 Demo song がちゃんと鳴るやないか、うっしっし、とすごく得した気分でストックしていたのだ。
今回テストしてみたら、鳴るには鳴るのだが…   なんか音が小さい気がする…
こんなもんやったっけ?
試しに Demo 鳴らしてみたけど、やっぱなんか違う気がする。こんなしょぼい音量やったっけ?!

ヘッドフォンOUT ではらちがあかん、OUT PUT にアンプつないでみた。

音が出ない!!!!!!!!!!!!!

これはあかんわぁ。
だけど、ヘッドホンOUTからは小さいながら音が出てるのにOUTPUTからの出力がない。ということはアナログ系のアウトのどこかがおかしいということのはずだ。ドラム音源周りのデジタル関係のトラブルだとどうにもならんが、アナログ部分ならひょっとしたらなんとかなるかもしれない、と考えた。

さて、分解。(そうゆう短絡的な考えは、ほんとは多分あんまりよくないのだと思う。)



前に開けたときにはボリュームの緩んでるのをみつけて、それで喜んで終わっていたのだが、その頃よりはちょっと経験値が上がっているのだ。(ロウガンも進んでいるけど) ハンダの割れを数箇所発見。
さらに、周囲を茶色くしているコンデンサ発見。



それから、電源ジャックすぐのところで、
黒焦げのチップコンデンサ発見!



周囲を茶色く染めて怪しく立っている電解コンデンサを苦労してはずした。



焦げたコンデンサは電源ジャックのウラの狭いスペースだったので電源ジャンクをいったんはずした。
ラッキーなことに値がわかった。同じ値のフィルムコンデンサーを持っていたのでつけてみた。(この対処方法が正しいのかどうかは自信がないのだが…)



焼け焦げたのは、その後の回路の不具合がどこかにあるからなのか、前オーナーが間違った電源つないでそうなった、ということなのか、今のスキルではわからない。同じ値のコンデンサをいれて、それでどうなるか様子を見ようと思う。

ここから組み上げて、一件落着、とはいかなかった。右OUT からは音が出たのだが、左がでない。
さらにそこからもろくなっているように見えるハンダを修正したりあれこれコツコツやって…

さらにごにょごにょしてたら左も鳴るようになった。のだが、左から右の音も出る、右から左の音も出る… なんで? とアレコレつつきまわしたり、ジャックを外して調べたりもしたのだがわからない…。

ん…、、、、、ちょっとちょっと、ひょっとすると…

一本ずつ交互にではなく、左右両方プラグさしてやってみたら望み通りの音の出方になった。あぁ、そうゆうことだったのかぁ、と、こうなってから気づく…。

ココ、という特定はできなかったのだが、電解コンデンサーの接触とか、電解じゃないコンデンサーがなくなっていること、それと多数のハンダ割れ、不調の原因はそこではなかったかと推測する。


コンデンサーの焼損箇所、電源間違いよるものであるならばいいのだが…

ともかく、現レベルでは TD-7 復活いたしました。



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と、よろこんでいたのだが…

症状再発しました   トホホ

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