2016年6月2日木曜日

ジャンク ヘッドフォン  MDR-CD900-ST

プロが標準的に使用していると有名な SONY MDR-CD900ST。普通のリスニング用ではない。欲しいなぁ、とは思っていたのだけれど、けっこう値段も高いのでどうしようかと思案していたところ、「痛みがはげしい、片方音が出ない」というジャンク品を発見。断線トラブルは多いらしい。だが、プロ用だけあって補修パーツが販売されておりシロウトでも入手可能。あわよくばなんとかなるかもと思い購入を決意。



届いたのでどきどきしつつ開封、試運転。確かに痛みはあるけどそこはしかたなし。
右チャンネル、音でない。ドライバユニットが生きてるといいなぁと思いつつ、そこらじゅうを触る。、線をぐりぐりしてたら、安定しないものの音が出た。やってみるもんだ。ドライバ自体はは生きてるのがわかりとてもうれしい。
断線してるらしい場所を分解してみる。



ユニットから出てる細い線の、取り回して曲がってるところが断線してるらしい。何かの原因でひっかけて断線したのではないかな。



何回もつつきまわして、ここのはず、という場所をみつけて切断。被覆をむくと見事に中で断線してた。



交換してしまうべきだが、とりあえずつないでみることにした。
つなぐのとても苦労した…



無事に鳴った。つないだ上に熱収縮チューブで保護したのでかなり太くなり、元の取り回し場所にはおさまらなくなったがやむをえない。というよりちゃんと鳴ってくれて上出来。ここの線と、劣化が激しいイヤーパッドはそのうちなんとかして交換しようと思う。
素直に新品買えばよいものを、「なんどかする!」ことが楽しくてジャンクをわざわざ探している。つくづく病んでいるなぁ、と思うが、ともかく鳴ってよかった。

評判どおり、とっても素直な音だ、と思う。低音が強調されてるとか、高温がギラギラするとかの味付けは一切ないのだと思う。逆に、クリアすぎて長時間聞いてると疲れるかもしれない、と思いつつ、これを書きながら カーペンターズを聞いている。なんつーあっさりと素直な音で聞けることよ。
レコーディング用途がメインの機種だと思うが、自分的には耳コピーしようとするときにめちゃ助かりそうに思う。

ちなみに、交換部品として販売されているパーツを全部集めれば完成品が組み立てられるのだそうだ。しかし、製品を買うより高くなる。組み立てキットで割安販売してくれればいいのになぁ 笑

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